今夜わたしが見る夢

image仕事の帰り道や部屋でひとりの時に、とつぜん自分を取り囲むように穴が空いてすとんと落ちてしまうように気持ちだけが落ちてしまう時があって

実際には落っこちてはいないから、上を向いても見えるのはいつもどおり空なんだけど
なんだか落っこちた穴から見える丸い空のようにも見えてしまって。

このまるっこい空をどうにか写真に撮れないかなんて思ってみたり。
こまったなーって思ってみたり。

水の底から

きらきらうまくできない自分がなさけなくて、他人をうらやんだり
ほしがってばかり。落ち込んでばかり。
自分の器の小ささに嫌気がさす。

黒い感情が表に出ないようにのたうち回る私を
朝になったら優しい陽の光に包んでもらおう。
だから今は大きな毛布でくるんで、その上から抱きしめていて。

夏休み

きれいな川に鳥さんここ数年、夏になると訪れる場所。
海は明るくきらめき、川の水はどこまでも透明で、山の緑は目に染みるくらい鮮やかで、空は果てしなく広く青い。

大切な人たちと過ごす時間、今年もご縁を頂いてここに帰って来られたことに心から感謝して。

来年も大好きなこの風景が見られますように。
今日からまた一歩ずつ前に。

夏の音の思い出。

ヒマワリさん私が生まれて初めて歌謡曲ではない音楽に出会った最初の音。
貴方の甘えるような独特な歌声に、恋心すらまだ知らない私はただただうっとりとして、当時の時間のすべてを貴方の歌声とともに過ごした。

貴方の声が聞きたくて、私の街では聞けない東京のラジオ番組の電波をさがして
夜中の冬の寒い窓辺でノイズだらけの貴方の声を聞いてた。

あるきっかけがあって、また貴方の歌を聞いた。
当時の貴方の姿は美しく、歌声はそれはそれは甘く素敵だった。

そして、今日も貴方の声を聴く。今はもういない貴方を想って。