波のまにまに

誰かのために撮ってる訳ではないけど、
誰かにキレイと言われたい気もして。

誰かにすごいと言われたい訳じゃないけど
誰かにいいねって言われたい気もして。

自分の中の衝動で押してたはずのシャッターが
いつの間にかシャッターを押すことが目的なってしまっていて。

自分の信念みたいな物をもっときっちり持ちたいな。
気持ちが行ったり来たりしないように。

もっと自分の中にある尖ってる部分を研ぎ澄ましたい。
自分でも触れないくらい鋭く鋭く。

息を切らして。


誰よりもマイページを自負している私だけど、今年は何だか前のめりに生きることを試されてる気がしている。

普段なら絶対思わないような決心をしてみたり、新しい仕事に今までにない立場で関わらせてもらったりしている。

常に背中から風が吹き抜けてるような感覚。
走れ、走れと急かされているように。
この気持ちが落ち着くころ私はどんな風景を見ているのだろう。

私は自分のことなのに一体何をカッコつけて逃げてるの?

自分の中から声が聞こえた。
嗚呼、そうだ…。

突き刺さってしまった。図星だった。
私を殺していたのは私だ。

私が私のためにやらないのに、いったい誰がやってくれると思ってたの?

もっと這いずり回って、しんどい思いして、他人から何をあんなに一生懸命になって、カッコ悪いと笑われるくらいにやらなくっちゃ。